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コラム:きれい・楽しい・嬉しいに出会う

12歳の叫び!セヴァンスズキメッセージPART U
(vol.26 - 2007.7)

コラム一覧

前回に引き続き、1992年6月12日。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで、開催された国連の地球サミットで、 12歳の少女が世界各国のリーダーたちに向けたメッセージの続きです。

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私は、子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動にしなければならない事を知っています。 2日前にここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。一人の子どもが、私たちにこう言いました。

「ぼくがお金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る服と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」

家も何もないひとりの子どもが、分ちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。 学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たちに、世の中でどうふるまうかをお教えてくれます。

たとえば、「争いをしないこと」「他人を尊重すること」「ほかの生き物をむやみに傷つけないこと」「分ちあうこと」「ちらかしたら自分でかたづけること」 「話しあいで解決すること」「そして欲張らないこと」

ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。
親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、 「この世の終わりじゃあるまい」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。

お聞きしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。父はいつも私に「不言実行」つまり
「何かを言うかではなく、何をするかでその人の値うちが決まる」と言います。
しかしあなたたち大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。
しかし、言わせてください。もしもその言葉が本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。
ありがとうございました。

   

[エコロジーの風 第6号] 発行:ウィンドファームから要約

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どうでしたか?12歳の頃にこんなこと、私は感じていませんでした。でも、今の子ども達は彼女のように、 今、生きている空間(環境)に、これからの未来に希望をもてず、心のどこかで「危機」を感じ、不安なのかもしれない・・・。
大人のモラルと責任が重要になってきています。
行動をおこさなくてはなりませんね〜。



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素材提供:Aaron'sTools , STAR DUST